サプリと薬の飲み合わせ、薬剤師が薬効群別に整理する【総合ガイド】
まず結論
- 「サプリと薬の飲み合わせ」は、サプリの種類でなく、いま飲んでいる薬の種類で確認するのが近道。
- 降圧薬・睡眠薬・抗生物質など、当サイトで薬効群ごとに判定記事を用意している。
- 自分の薬に該当する記事がなければ、自己判断せず薬剤師・医師に直接確認するのが安全。
1なぜ「サプリの飲み合わせ」が不安になるのか
年齢が上がるにつれて、血圧・血糖・コレステロールなど生活習慣病の薬を日常的に飲んでいる人は増える。そこにサプリを足そうとすると、「今の薬と一緒に飲んで大丈夫か」という不安が出てくるのは自然なことだ。ただ、この不安は「サプリ全般」という漠然とした単位では解けない。飲み合わせが問題になるかどうかは、サプリの成分と、薬の種類の組み合わせで決まる。だからこのページでは、薬効群(どんな目的の薬か)を軸に、当サイトで判定済みの記事を整理した。自分が飲んでいる薬に近いものから確認してほしい。
2薬効群別・飲み合わせ早見表
| 薬効群・状況 | 気をつけたい代表例 | 詳しい判定記事 |
|---|---|---|
| 降圧薬(血圧の薬) | GABA、マグネシウム | GABAと血圧の薬/マグネシウムと降圧剤 |
| 睡眠薬(処方薬) | 睡眠サプリ全般との重複 | 睡眠サプリと睡眠薬の併用 |
| 抗生物質 | 乳酸菌サプリ | 乳酸菌サプリと抗生物質 |
| 妊娠中・授乳中 | 睡眠サプリ全般 | 妊娠中・授乳中の睡眠サプリ |
| 複数のサプリを併用中 | 成分の重複・過剰摂取 | 睡眠サプリの複数併用 |
| 寝る前のお酒(寝酒) | アルコールとの相互作用 | 寝酒と睡眠サプリ・睡眠薬 |
| カフェインの摂取タイミング | 睡眠への影響 | カフェインと睡眠 |
| グレープフルーツ(食品) | 一部のCa拮抗薬・スタチン・トリアゾラムの濃度上昇 | グレープフルーツと薬の飲み合わせ |
| 糖尿病治療薬(血糖降下薬) | 明確な相互作用の報告なし(当サイトの成分では) | 糖尿病治療薬と睡眠サプリ |
| 抗凝固薬・抗血小板薬(血液サラサラの薬) | ラフマ由来成分(ケルセチン配糖体)は要確認 | 抗凝固薬と睡眠サプリ |
| 前立腺治療薬(タムスロシン等) | GABAは血圧低下の重なりに注意 | 前立腺治療薬とGABA |
| コレステロールの薬(スタチン) | 紅麹サプリとの重複/ラフマのケルセチン配糖体 | スタチンとサプリ |
| 甲状腺の薬(チラーヂン等) | 鉄・カルシウム・マグネシウムで吸収が落ちる(時間をあける) | 甲状腺の薬とサプリ |
| 胃薬(PPI・H2ブロッカー) | 鉄・マグネシウム・B12の不足、乳酸菌への影響 | 胃薬とサプリ |
| 降圧薬を飲んでいる人(総合・選び方) | 避ける成分と、選ぶ順番の整理 | 降圧剤を飲んでいる人の睡眠サプリの選び方 |
| 利尿薬(むくみ・血圧の薬) | マグネシウム・カリウムの増減が種類で逆になる/夜間頻尿 | 利尿薬と睡眠サプリ |
| 抗うつ薬(SSRI・SNRIなど) | トリプトファン、セントジョーンズワート | 抗うつ薬と睡眠サプリ |
| 骨粗しょう症の薬(ビスホスホネート) | カルシウム・マグネシウム・鉄で吸収が失われる(時間をあける) | 骨粗しょう症の薬とサプリ |
| 鎮痛剤(ロキソニン・カロナールなど) | 市販薬に入る眠気成分の重複、アセトアミノフェンの重複 | 鎮痛剤と睡眠サプリ |
| 過活動膀胱・頻尿の薬(抗コリン薬) | 市販の睡眠改善薬(ジフェンヒドラミン)との重なり | 過活動膀胱の薬と睡眠サプリ |
| ステロイド(内服) | 薬そのものが不眠を起こしうる | ステロイドと不眠 |
| そもそも不眠の原因が薬かもしれない | ステロイド・テオフィリン・β遮断薬など | その不眠、飲んでいる薬が原因か |
| 腎機能が低下している(腎臓が弱い) | マグネシウム・カリウムが排泄されずたまる/便秘薬との二重取り | 腎機能とサプリ |
| 手術・内視鏡を控えている | 出血に関わる成分(イチョウ葉・魚油・ビタミンE等)/申告漏れ | 手術前に止めるべきサプリ |
該当する記事がある場合は、そちらで具体的な注意点まで判定している。
3それでも判定記事が見つからない場合
上の表に該当する薬がない場合や、複数の薬を服用中で判断に迷う場合は、自己判断でサプリを追加せず、薬剤師・医師に成分名を伝えて確認してほしい。当サイトも、判定できる範囲が広がり次第この表に追記していく。
4一般によく知られる「サプリと薬」の注意点(当サイトの成分に限らない参考情報)
当サイトが扱う成分そのものではないが、サプリと薬の飲み合わせとして広く知られている例を、参考として挙げておく。抗凝固薬(ワーファリンなど)を服用中の人は、ビタミンKを多く含む食品・サプリ、イチョウ葉、青魚由来のEPA・DHAなどで出血傾向に影響しうることが知られている。セントジョーンズワート(西洋オトギリソウ)は、多くの医薬品の血中濃度に影響することが報告されている代表的なハーブだ。こうした情報はPMDAの医薬品添付文書や国立健康・栄養研究所(HFNet)で確認できる。当サイトで扱っていない成分のサプリを検討する場合も、必ず薬剤師・医師に確認する習慣を持ってほしい。
5この記事のポイント
- サプリの飲み合わせは「サプリ全般」でなく、飲んでいる薬の薬効群で確認する
- 降圧薬・睡眠薬・抗生物質・糖尿病治療薬・抗凝固薬・前立腺治療薬・コレステロールの薬・甲状腺の薬・胃薬は当サイトで個別に判定済み
- 判定記事がない組み合わせは自己判断せず薬剤師・医師に確認する
- 各成分の相互作用の一般情報:国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報(HFNet, https://hfnet.nibiohn.go.jp/)
- 医薬品の相互作用:医薬品医療機器総合機構(PMDA)医薬品添付文書情報(https://www.pmda.go.jp/)
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