夜中に何度も目が覚める。薬剤師が中途覚醒の切り分けと成分を案内する
まず結論
- 夜中に目が覚める悩みは、加齢・夜間のトイレ・アルコールなどをまず切り分ける。
- 中途覚醒に対象を絞った届出を持つのは、クロセチンが代表。狙いが合いやすい。
- 寝つきが主なら成分が変わる。何が一番つらいかで選ぶ入口が変わる。
1夜中に目が覚める、その前に見ること
途中で目が覚めるのには、いくつか身近な原因がある。サプリを考える前に、心当たりを外しておきたい。
加齢にともなって睡眠は浅くなりやすく、中途覚醒は珍しくない。夜間のトイレ(頻尿)で目が覚めているなら、それは睡眠そのものより別の要因だ。寝る前のアルコールも、寝つきは良くしても夜中の覚醒を増やすことが知られている。まずはこのあたりを振り返る。そのうえで、睡眠の質として整えたい場合に、サプリが選択肢に入る。
2「夜中に起きる」か、「寝つきが悪い」か
睡眠の悩みは、選ぶ成分が変わる。眠れるが夜中に何度も目が覚めるのが「中途覚醒」、ベッドに入っても眠れないのが「寝つき」だ。この記事は中途覚醒中心の人に向けている。寝つきが主なら、寝つきが悪い人の入口のほうが合う。
3中途覚醒に、対象が合う成分
中途覚醒という指標に対象を寄せた届出を持つのが、次の成分だ。
- クロセチン:中途覚醒の回数や、起床時の眠気・疲労感に対象を絞った届出が多い。加齢による睡眠の質の変化が気になる人に合いやすい。→ クロセチンの判定
- ガセリ菌CP2305:睡眠の質とあわせて、精神的ストレスや腸内環境も一本で対象にする。ストレスや胃腸の不調も重なっている人向け。→ CP2305の判定
いずれも対象は「睡眠の質」であって、病気の治療ではない。届出表示の読み方はこちらで確認できる。
4受診を考える目安
中途覚醒が毎晩続いて日中に支障が出ている、いびきが強く息が止まっていると指摘された、夜間頻尿が増えた、という場合は、背景に別の要因があることもある。その段階なら、サプリの前に医療機関の受診を考えたい。
- 消費者庁 機能性表示食品 届出情報検索(https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/)