寝つきが悪い。薬剤師が原因の切り分けと、合う成分を案内する
まず結論
- 寝つきの悪さは、まず生活習慣とカフェインを疑う。サプリはそのあとの選択肢。
- 寝つき・眠りの浅さが中心なら、グリシンやL-テアニンが届出の対象として合いやすい。
- 寝つきは良いが夜中に目が覚めるなら、狙う成分が変わる。悩みの切り分けが先になる。
1まず、サプリの前に確かめること
寝つきが悪いと、すぐ睡眠サプリを探したくなる。けれど、その前に外したい要因が二つある。
ひとつ、就寝前のカフェインや強い光(スマホ)。カフェインは効果が数時間残るので、夕方以降の摂取が寝つきを邪魔していることがある。ふたつ、就寝直前の食事や運動、寝室の温度。こうした生活習慣の影響は大きく、ここを整えるだけで変わる人もいる。サプリは、これらを見直したうえで足す“もう一押し”として考えるのが順番だ。
2自分の悩みは「寝つき」か、「途中で起きる」か
睡眠の悩みは、選ぶ成分が変わるので、最初に切り分けたい。ベッドに入ってもなかなか眠れないのが「寝つき」。眠れるが夜中に何度も目が覚めるのが「中途覚醒」。朝早く目覚めてしまうのが「早朝覚醒」。
この記事は寝つき中心の人に向けたものだ。夜中に目が覚めるのが主なら、夜中に目が覚める人の入口のほうが合う。
3寝つき・眠りの浅さに、対象が合う成分
寝つきや眠りの浅さで届出の対象が合いやすいのは、次の二つだ。
- グリシン:寝つきと深い睡眠に関わる届出。用量がg単位で、価格あたりの量を比べやすい。→ グリシンの判定
- L-テアニン:睡眠の質に関わる届出。脳に直接届くとされ、カフェインの有無や摂取タイミングが製品で異なる。→ L-テアニンの判定
どちらも「飲めば必ず眠れる」ものではない。届出表示の読み方はこちらで確認できる。
4受診を考える目安
寝つきの悪さが毎晩続き、日中の生活に支障が出ているなら、背景に別の要因があることもある。その段階なら、サプリの前に医療機関の受診を考えたい。とくに、気分の落ち込みが一緒にある、早朝に目が覚めるようになった、という変化があるときは、自己判断で抱えこまず相談するのが安全だ。
- 消費者庁 機能性表示食品 届出情報検索(https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/)